カンボジア経済

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アジア開発銀行 カンボジアの省エネ化を支援

 10月7日、アジア開発銀行(ADB)は、カンボジアの「エネルギー転換セクター開発プログラム(ETSDP)」の第2フェーズ(総額8250万ドル:約125億円)を承認したと発表しました。このプログラムは、政策改革と新技術への投資プロジェクトを組み合わせることで、カンボジアのクリーンエネルギーへの移行を包括的に支援することを目的としています。
 2022年に承認された第1フェーズでは、エネルギー部門をより効率的で再生可能な開発経路に導くための政策措置が導入されました。今回の第2フェーズでは、民間部門の投資を促進するために、省エネ枠組みを強化し、規制改革を推進するとしています。具体的には、住宅のエネルギー消費量の最大のシェアを占めるエアコン等の電化製品について、省エネ性能基準を導入することを目指すとしています。
 また、中小企業の省エネ技術投資を促進することを目的とした省エネ基金(Energy Efficiency Revolving Fund)を設立します。基金は、カンボジアの金融機関が、省エネ投資を行う中小企業向けに融資を多なうことを促進していくとしています。
 第2フェーズに続いて、2027年には第3フェーズに進み、省エネ規制の枠組みを拡大し、様々な技術基準を導入し、民間部門の投資をさらに促進したいとしています。

 アジア開発銀行では、2030年までに電力に占める再生可能エネルギーの割合を70%に引き上げるというカンボジア政府の目標と、カンボジアの成長を持続可能かつ手頃な価格で維持するためにエネルギー効率を向上させるという目標の両方を支援していきたいとしています。

(写真は、プルサット州のメガソーラー発電所)

 

アジア開発銀行の発表(英文です)

https://www.adb.org/news/adb-82-5-million-reform-program-accelerate-cambodia-energy-transition

 

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